毎日お味噌汁飲んでいますか?
お米にお味噌汁の組み合わせは
あ〜、日本に生まれて良かった〜
と思わせてくれますよね?
古くから言い伝えられている『味噌は医者いらず』ということわざがあります。
お味噌汁をよく飲む人と、あまり飲まない人では、毎日お味噌汁を飲んでいる人の方が健康的であるという研究データもあるんです!!
平均寿命が37歳だった時代に75歳まで生きた徳川家康は、毎日『五菜三根』のお味噌汁を飲んでいたそうですよ。
そんな日本人のソウルフード『味噌汁』
健康に役立つのなら飲まなきゃ損です!!
お味噌汁にはどんな効果があるのか、悩み別おすすめ具材など、お味噌汁を毎日飲むメリットを詳しく紹介します!
お味噌汁の健康効果
ここ最近では豚汁専門店やお味噌汁のテイクアウト専門店なども増え、老若男女問わずお味噌汁を飲む機会が増えているのではないでしょうか?
そんなお味噌汁には
・胃がん、乳がん予防
・生活習慣病予防
・睡眠改善
・二日酔い、肝機能改善
などなど、様々な健康効果があるんです!
それぞれ詳しくご紹介します。
免疫力アップ!
味噌に含まれる発酵成分や栄養素は腸内環境を整える効果があります。
免疫に関わる細胞の6割以上が腸内に存在するので、味噌を摂ることによって免疫力をサポートし、風邪や感染症に強い体づくりを助けます。
生活習慣病のリスクを下げる
大豆に含まれる「大豆サポニン」には血糖上昇抑制効果があり、血糖の上昇を抑制することで「糖尿病」の予防になります。
また、大豆に含まれる「大豆レシチン」はコレステロールの吸収を抑制し、「動脈硬化」「脳梗塞」「心筋梗塞」などの予防につながります。
レシチン、サポニンを含む味噌汁を飲むことで、生活習慣病の予防になるのです!!
生活習慣病予防には『なめこのお味噌汁』がおすすめ!
なめこの成分が生活習慣病の予防効果を高めます。
なめこにはぬめり成分のペクチンが含まれ、コレステロールと血糖値の低下の効果が期待できるため、これらが原因となる生活習慣病を予防する効果が高まります。
腸内環境の改善
味噌は発酵食品なので、乳酸菌や酵母が豊富に含まれています。
これにより腸内の善玉菌を増やし、便秘や腸内フローラの乱れを改善する効果が期待できます。
味噌には生きて腸に届く植物性乳酸菌が含まれています。
ヨーグルトなどに含まれる動物性乳酸菌に比べ、生きたまま腸に届く確率の高い乳酸菌といわれています。
これにより腸内の善玉菌を増やすことで腸内環境を良好にし、良好な腸内環境は肌荒れの予防になります。
美肌効果!
味噌にはビタミンB群やアミノ酸が含まれており、肌の代謝をサポートします。
継続的に飲むことで肌がつやつやになる人もいます。
味噌が発酵する過程で作られる遊離リノール酸がメラニンの合成を抑えてシミ・そばかすを防ぐ効果があります。
アラフィフ世代にぴったりなイソフラボン効果!
イソフラボンの摂取により不足した女性ホルモンの効果を補うと、以下のさまざまな健康効果が得られます。
・肌のハリ
・髪のツヤ
・生理不順解消
・不眠解消
・イライラの解消
・冷え性の予防
・骨粗しょう症の予防
・更年期障害の予防
味噌に含まれるイソフラボンが不足しがちな女性ホルモンを補い、女性の美容と健康に効果があります。
ダイエットにも効果あり!
味噌には肉や魚に劣らないほどタンパク質が豊富なんです!
味噌にはロイシンとイソロイシンという成分が含まれています。
ロイシン、イソロイシンは筋肉の生成を促す効果と筋肉分解を抑制する効果があります。
筋トレを行う人が飲むサプリの成分にも入っているんです。
筋肉がつくと運動時に多くの筋肉を動かすためにエネルギー消費量が多くなり、
運動をしていない安静時のエネルギー消費量である「基礎代謝量」も上がります。
お味噌汁を飲んで運動をすることで、効果的に筋肉がつき、基礎代謝が上がるのでダイエット効果も高まります!
美容、ダイエット効果には『ゴボウ(根菜類)のお味噌汁』がおすすめ!
ゴボウなどの根菜類はダイエット、アンチエイジング、便秘解消による美肌効果に効果があります。
ダイエット効果:
根菜類には体温上昇の効果があるので、代謝が高まることによってダイエット効果が期待できます!
しかも、根菜類はたくさん噛んで満腹感を得られるのでゴボウが特におすすめ!
アンチエイジング効果:
野菜の多くにはポリフェノールが含まれるためアンチエイジング効果が期待できます。
便秘解消:
ゴボウは食物繊維の宝庫で、便秘解消と腸内環境の正常化が期待でき、美肌にもつながります。
快眠・リラックス効果
温かいお味噌汁を飲むことで副交感神経が刺激され、ストレス軽減やリラックス効果が得られます。
また、お味噌汁を飲むことで良質な睡眠をサポートするメラトニンが分泌され、不眠症の改善・予防にも効果があります。
私たちの大敵、「冷え性」も寝付きが悪くなる原因とされますが、
冷え性の一因は女性ホルモンの不足のため、味噌に豊富に含まれるトリプトファンやイソフラボンが冷え性を予防し、睡眠の改善につながります。
血圧の低下と動脈硬化の予防
お味噌汁が体に良いとわかっても味噌の塩分による血圧が気になるところですが、
お味噌汁に含まれるカリウムやオリゴ糖が血圧を下げる効果があるんです。
味噌摂取は日中血圧には影響せず、夜間血圧を下げる効果があることがわかりました。
(参照元:https://www.marukome.co.jp/rd/result03)
現在厚生労働省が推奨する1日当たりの塩分摂取量は6g以下ですね。
お味噌汁1杯に使う「味噌」は約大さじ1、重量にするとおよそ18g、
含まれる塩分量は味噌の種類にもよりますが、およそ1.5~2gです。
ほかの食品の塩分量と比較すると、袋入りのインスタントラーメンは5~6g、カップラーメンは5~8gの塩分が含まれています。
私もお昼ご飯は手軽にカップラーメンにしがちでしたが、年齢的にも健康を意識してご飯にお味噌汁にしようと改めて思いました!
私たちの体には野菜などのカリウムを含んだ食材を組み合わせて食べれば、体内の塩分を排出するという働きがもともと備わっています。
つまり、お味噌汁の具に野菜や海草などを入れて飲めば、健康的な食事がとれてメリットが多いのです!
塩分が気になるなら『(塩抜きした)わかめのお味噌汁』がおすすめ!
わかめにはカリウムが豊富に含まれているので体内の塩分を排出する効果があります。
塩蔵わかめでもきちんと塩抜きをすれば塩分は低く、排出するカリウムの効果の方が高くなります。
ただし市販の乾燥わかめには塩分が高いものもあるため、水で戻して塩分を落としてから使いましょう。
肝機能・二日酔いに効く!
お味噌汁に含まれるレシチンが肝機能を改善する効果があり、お酒をよく飲む方におすすめです。
味噌の原料の大豆に含まれるレシチンには乳化作用があります。
乳化には脂質と水を溶かして混ぜ合わせる効果があり、血管や細胞に詰まっているコレステロールや脂質を排出させます。
肝臓に蓄積された脂肪を分解するので、二日酔いや脂肪肝、肝機能障害の改善が期待できます。
二日酔いには『しじみのお味噌汁』がおすすめ!
しじみは肝臓の働きを助けるため、お酒を飲んだ次の日の朝食におすすめです。
しじみにはオルニチンなど肝臓の働きを助ける成分が豊富に含まれています。
おすすめお味噌汁
お味噌汁は、野菜や海藻、豆腐などを加えることで栄養バランスを整えてくれます。
特に現代の食生活では不足しがちな食物繊維やミネラルを簡単に補うことができますよ♪
手軽で便利なレトルトのお味噌汁もたくさん商品であって味も美味しいですよね〜。
でも、毎日飲むと考えると塩分や添加物が気になります!
そこで、簡単に作れて身体が喜ぶお味噌汁のレシピを5つご用意しました!
毎日の献立にプラスして健康を手に入れましょう!
具だくさん野菜味噌汁
材料:(4人分)
- 味噌: 大さじ2
- 水: 4カップ
- キャベツ: 1/4個
- 人参: 1本
- 大根: 1/4本
- しいたけ: 4枚(お好きなキノコ類)
- ねぎ: 1本
- 豆腐: 1/2丁
作り方:
- 野菜を食べやすい大きさに切ります。
- 鍋に水を入れ、具材を加えて煮ます。
- 野菜が柔らかくなったら、豆腐を加えます。
- 味噌を溶かし入れ、ひと煮立ちさせて完成です。
この1杯で野菜がたくさん摂れるのが魅力ですよね!
野菜から出汁が出るので美味しいですよ♪
豚肉を入れて豚汁にすればさらに栄養アップ!
ほうれん草としめじの味噌汁
材料:(4人分)
- 味噌: 大さじ2
- 水: 4カップ
- ほうれん草: 1束
- しめじ: 1パック
- だし: 適量
作り方:
- ほうれん草を茹でて、水気を切り、食べやすい大きさに切ります。
- しめじは石づきを取り、ほぐします。
- 鍋に水とだしを入れ、しめじを加えて煮ます。
- しめじが柔らかくなったら、ほうれん草を加えます。
- 味噌を溶かし入れ、ひと煮立ちさせて完成です。
ほうれん草のβカロテンは抗酸化作用があり、心筋梗塞や脳血管疾患などの生活習慣病の予防効果があります。
しめじにはエネルギー代謝に必要なビタミンB群、骨や歯を強くするビタミンD、高血圧予防のカリウム、お通じを改善する食物繊維が豊富に含まれています。
※不溶性食物繊維は1度に摂りすぎると便秘が悪化するので注意しましょう。
さつまいもと玉ねぎの味噌汁
材料:(4人分)
- 味噌: 大さじ2
- 水: 4カップ
- さつまいも: 1本
- 玉ねぎ: 1個
- だし: 適量
作り方:
- さつまいもを食べやすい大きさに切り、玉ねぎは薄切りにします。
- 鍋に水とだしを入れ、さつまいもと玉ねぎを加えて煮ます。
- さつまいもが柔らかくなったら、味噌を溶かし入れます。
- ひと煮立ちさせて完成です。
さつまいもは腸内環境を整え、美肌に欠かせないビタミンCやビタミンB1・B2が豊富です。
玉ねぎに含まれるアリシンが血栓を防いでコレステロール値を下げる働きがあり、血液をさらさらにしてくれます。
わかめとじゃがいもの味噌汁
材料:(4人分)
- 味噌: 大さじ2
- 水: 4カップ
- 乾燥わかめ: 大さじ2
- じゃがいも: 2個
- だし: 適量
作り方:
- じゃがいもを食べやすい大きさに切り、乾燥わかめを水で戻します。
- 鍋に水とだしを入れ、じゃがいもを加えて煮ます。
- じゃがいもが柔らかくなったら、わかめを加えます。
- 味噌を溶かし入れ、ひと煮立ちさせて完成です。
わかめのフコイダンが胃がんの原因に一因であるピロリ菌を殺菌する効果があり、アルギン酸カリウムは血圧を下げたり、悪玉コレステロールを排出する効果があります。
ジャガイモに含まれる豊富なカリウムが血圧を調整してくれます。
ポリフェノールやカロテノイドなどの抗酸化物質が含まれているので、老化防止にも効果があります。
トマトと卵の味噌汁
材料:(4人分)
- 味噌:大さじ2
- 水:4カップ
- トマト:1個
- 卵:1個
- だし:適量
作り方:
- トマトをくし形にきり、卵を溶いておきます。
- 鍋に水とだしを入れトマトを加えて煮ます。
- 煮立ったら火を弱めて味噌を溶かします。
- 溶き卵を加えてひと煮立ちさせたら完成です。
トマトは低カロリーで美肌効果や風邪予防効果のあるビタミンC、老化を抑制するビタミンE、塩分の排出を助けるカリウム、腸内環境を整える食物繊維などがバランスよく含まれています。
卵は卵白のほとんどがタンパク質です。
卵黄にはタンパク質・脂質・ビタミンA・ビタミンE・ビタミンB群・レシチンなどが豊富に含まれているスーパーフードです!
積極的に取り入れていきましょう!
まとめ
お味噌汁の効果、いかがでしたか?
こんなに健康効果があって作るのも簡単な『お味噌汁』
これは飲まなきゃ損ですよね?
身体作りに欠かせない必須アミノ酸の中でリジンやスレオニン、メチオニンがあります。
お味噌汁のお供、お米には大豆に不足がちなメチオニンが豊富に含まれていますが、リジンやスレオニンは不足がちなんです。
しかし、お味噌汁の原料である大豆にはそれらが豊富に含まれています。
ということは、お互いに足りない栄養素を補う意味でもお米とお味噌汁のコンビは最強ということですね!
アラフィフ以降なら尚更、お米とお味噌汁で健康寿命を延ばしていきましょう!!