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2024M-1グランプリ、惜しくも決勝進出を逃した『シシガシラ』

しかし!『シシガシラ』は2023年の敗者復活戦で決勝進出を果たし、優勝はできなかったものの、大会に爪痕を残しています!

2024年、残念ながら敗者復活戦で敗退してしまいました。

『シシガシラ』がネタにしているハゲネタ

昨今の容姿に対するコンプライアンスの問題もあるせいか、ハゲネタがやりずらいのでは?なんて声も聞かれますが、ハゲネタに対する考えも明かしていました。

そんな『シシガシラ』のお二人は先輩芸人からも高評価を受けています。

お二人のプロフィール、芸人になってからコンビを組むまでの経緯、敗者復活戦の時のネタ選びや先輩芸人から高評価の理由、ハゲネタに対するお二人の考えなどなど!盛りだくさんにまとめました!

シシガシラのプロフィール

『シシガシラ』浜中 英昌公式Instagram

 

『シシガシラ』浜中 英昌

立ち位置向かって左、ボケ担当の浜中さんは東京都葛飾区出身。

千葉商科大学商経学部経済学科卒業。

NSC東京校13期生で同期には「ボーイフレンド」「相席スタート(山崎ケイ)」「たつろう」「ピスタチオ」がいます。

学生の頃はサッカーに夢中でしたが、サッカー選手になるのは難しいと思い始めていた頃、テレビでとんねるずの木梨憲武さんがPK対決をやっているのを見て、

「お笑い芸人になったらサッカーをできるんだ、これだ!」

と思ったのがきっかけでお笑いを目指すことになりました。

『シシガシラ』脇田 

立ち位置向かって右、ツッコミ担当の脇田さんは鹿児島県霧島市出身。

NSC東京校12期生で、同期は「ジャングルポケット」「ジェラードン」「渡辺直美」「ウエスP」がいます。

高校時代、全寮制の厳しい学校だったので、漫画やテレビ、すべてのエンタメがNGだったそう。

そこに小さいラジオを持ち込み、ナインティナインのオールナイトニッポンを聴いていたことがお笑いを目指すきっかけでした。

高専に通っていた脇田さんは2年留年して、卒業するために単位制の高校に編入したため高校を卒業した時は二十歳

そこから工場で働き、お金を貯めて上京します。

上京してからはお笑いの友達とひたすらぐだぐだと2年間過ごし、25歳の時に流石にやばいと思いNSCに入ろうと決断します。

『シシガシラ』コンビ結成のきっかけ

お互い別のコンビを組んで解散も経験しているお二人。

脇田さんがコンビを組む相手として探していた条件が”意地悪が似合う人”、”でもあまり嫌われなさそうな人”でした。

元々一緒に遊んでいた浜中さんが条件に合うと思い声をかけますが、浜中さんは当時、EXITのような若い人と組んでポップなことがしたかったので

「ちょっと考えさせてください。とりあえず(仮)でやらせてください」

と言うことで、仮コンビ『脇田浜中』で活動していました。

当初は”ハゲネタ”はしていませんでしたが、周りから

「やらないんですか?」

と言われハゲネタを作成。

良いネタもできた頃に「M-1」も近づき、行けそうな雰囲気だったので正式にコンビとして組むことになりました。

ネタ作りは半々で、喫茶店で喋りながら作っているそう。

「ハゲネタ」はコンプライアンス的に厳しい?

このご時世、ハゲネタをやることには賛否両論ありますが、浜中さんは脇田さんを「ハゲ」と言わなくなってきていて、脇田さんが自分で言ったり、変な考えを持っている人、みたいな感じでやっていると話しました。

当時、ハゲネタを得意とする「トレンディエンジェル」が流行っていて、ハゲネタはやり尽くされている感じでしたが、『シシガシラ』はトレンディエンジェルとネタが被らないように、隙間を狙ってやっていくうちにできたのが今のスタイルだそう。

“『シシガシラ』のネタは長い尺で見ないと伝わらない分、瞬間的に切り取ったり真似したりすることが難しいので、小学生が悪ふざけに使いにくい面があると思う。”

と自身のハゲネタを分析していました。

自分で言ってるからセーフなのかな?と見ているこちらも思わず笑ってしまいますよね。

先輩芸人「しずる」村上絶賛

吉本興業に所属している若手芸人の魅力を紹介する「月刊芸人」で、先輩芸人「しずる」の村上純さんが『シシガシラ』を絶賛していました。

見た目とは裏腹にネタにとても知性を感じます。だからなのか、ネタを見進めるうちに二人から不思議な清潔感が醸し出されてくるんです。決して綺麗とは言えないビジュアルが何故か好青年に見えてきて、ネタも耳にスッと入ってくる感覚があります。

そして、台本がしっかりしているのに、キャラが立っているところは同業として嫉妬するしかありません。しかも、ちゃんと自然な喋くり。早くも二人のオリジナルのシステムを構築しているし、構成も見事で、でも嫌みがない。だから、笑える。理想的です。

浜中のゆったりとしたペースのおもろしさと脇田の可哀想に映らない可哀想さのマッチが本当に面白いです。

 

引用元:https://note.com/gekkan_geinin/n/n10b2fe1d8d55

ハゲネタであっても頭も良さが見えるのでこちらも嫌な気持ちにならずに面白く見れるんですよね〜

先輩芸人一押しなのも頷けます!

シシガシラの戦績

大会名 結果
M-1グランプリ 2018年 準々決勝進出
M-1グランプリ 2019年 準々決勝進出
M-1グランプリ 2020年 準々決勝進出
M-1グランプリ 2021年 準々決勝進出
M-1グランプリ 2022年 準々決勝進出
M-1グランプリ 2023年 決勝9位
M-1グランプリ 2024年 準決勝進出・敗者復活戦敗退
マイナビ Laughter Night 2021年 決勝進出
マイナビ Laughter Night 2022年 決勝進出
上方漫才協会大賞 2024年 文芸部門賞

敗者復活戦のネタを決勝でやらなかった理由

2023年のM-1グランプリ・敗者復活戦という激戦を勝ち抜いた時のネタを、本戦のM-1でやらずに違うネタで勝負したのには理由がありました。

シシガシラのお二人がTBSラジオ『パンサー向井の#フラット』に出演した時に、なぜ敗者復活戦のネタをやらなかったのか明かしています。

向井:『M-1グランプリ2023』はいち視聴者として見ていて、多くの方が気になっているのは敗者復活から上がってきてね、とんでもない激戦を勝ち抜いてそのネタを本戦のM-1ではやらずに違うネタにね、したところ。もちろんあのネタってすごい面白いネタなんですよ。『M-1』の1本目でやったネタ。でも、あそこで変えたのは何でなの?

脇田:僕らはその前から「上がったらこれやろう」みたいなのは言っていて。で、敗者復活から上がったときに、敗者復活のネタやった方が良いのかな?とは思ったんですけど、ダンビラムーチョとモグライダーさんが歌ネタやるっていうのを僕らはもう事前に知ってたので、準決勝とかで見てたから。で10組中3組が歌ネタってちょっと多いなって。

浜中:シンプルに勝てないかな、とも思ったんで。

脇田:めちゃくちゃウケてるのも見ていたんで。

引用元:https://www.tbsradio.jp/articles/79325/#goog_rewarded

2本目に敗者復活のネタをやろうとしていたシシガシラ。

ウケるネタがあっても周りを見て冷静に判断できるのはすごいです。

まとめ

コンビ結成時は浜中さんは芸歴11年目、脇田さんは12年目でした。

解散を含めて色々な経験を積んできているので「これが最後だ」という覚悟を持ってやっているそうです。

お二人のご両親も30歳になるまでは「そろそろ辞めたら?」と心配していましたが、今ではテレビに出ると喜んでくれるそうですよ。

コンビ仲も良いお二人ですが、プライベートでは一緒に飲みに行かないそうで、脇田さんは”誘っても断られる”と寂しそう。

浜中さんは”最高のビジネスパートナーなので、その関係は崩したくない”と語っていました。

一緒に飲みには行かなくてもお互いを大事に思っているのが伝わってきます。

ファンだけでなく、他の芸人さんからの評価も高い『シシガシラ』

今後の活躍が楽しみです!