2024M-1グランプリ、初の準決勝進出を果たした『金魚番長』
惜しくも決勝進出とはならず、敗者復活戦も敗退となってしまいました。
来年に期待です!!
『金魚番長』は、吉本興業東京支社に所属するお笑い芸人で、東京NSC24期生です。
同期には「白桃ピーチよぴぴ」「タイムキーパー」「その子」「小虎」がいます。
結成6年目の若手ですが、NSCを首席で卒業している実力派です。
なぜかSNSでは”面白くない”や”下ネタが笑えない”なんてコメントがある『金魚番長』ですが、賞レースでも優勝するなど活躍中です。
そんな『金魚番長』の箕輪さんと古市さんはどんな人物なのか?コンビ結成のきっかけ、賞レースの戦歴、ABCお笑いグランプリは本当に出禁になったのか?などなど、詳しくまとめました♪
金魚番長のプロフィール
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金魚番長 古市公式Instagram
項目 | 詳細 |
---|---|
コンビ名 | 金魚番長 |
メンバー |
簗輪 智征(みのわ ともゆき) 古市 勇介(ふるいち ゆうすけ) |
結成年 | 2018年 |
事務所 | 吉本興業 |
活動時期 | 2018年 – 現在 |
出身 | NSC東京校24期 |
代表作 | キングオブコント、M-1グランプリ |
公式サイト | 吉本興業公式プロフィール |
『金魚番長』箕輪 智征
立ち位置向かって左、ネタ作りとボケ担当の箕輪 智征さん。
1994年9月12日生まれの東京都調布市出身です。
「アンタッチャブル」を好きになったのがきっかけでお笑いが好きになり、「サンドウィッチマン」の単独ライブのDVDなどを観たりしていました。
東京農工大学工学部を卒業しています。
大学で人工関節の材料のゲルの研究をしていましたが、研究室に入った4月に、20年間問題なく作動していた機械を壊してしまいました。
このことで自信を失った箕輪さんは、惰性な性格もあり、研究者に向いていないと感じ、研究の道を諦めます。
大学で就活をしていた頃、漠然と”仕事への情熱がなくなりそう””働くのは無理かな”と思いNSCに入ったそうです。
『金魚番長』古市 勇介
立ち位置向かって右、ツッコミ担当の古市 勇介さん。
1994年4月15日生まれの東京都目黒区出身です。
小学生の時に「M-1グランプリ」や「はねるのトビラ」を見るようになって、将来は芸人になりたいとぼんやり考えていました。
高校は中高一貫校の男子校で巣鴨高等学校に入学。
高校卒業後に芸人になるつもりだった古市さんですが、両親に「頼むから大学に行ってくれ」と言われ、大学に進学しています。
上智大学経済学部に入学し、在学中は、1000人以上が所属するテニスサークルをまとめる代表をしていました。
2022年に卒業とありましたが、実は5年留年したのち2023年に退学しています。
気の弱さから周りの人に退学していたことを話せなかったと明かしていますが、高校も偏差値72と全国でも上位に入る学校で、大学も上智大学に入ってますから、かなり賢い方ですね!
『金魚番長』コンビ結成のきっかけ
2018年4月にNSC東京校24期生として入学して二人は出会います。
人見知りな古市さんは、何か変なことをすればみんなが話しかけてくれるんじゃないかと思い、最初の自己紹介で全裸になって怒られています。
結果、”良くない奴”ばかりが話かけてきたそうです。
古市さんが最初に組んでいたコンビは1ヶ月ほぼ何もやらないまま解散。
その時に箕輪さんが組んでいた「テヅルモヅル」と言うコンビがすごく面白かったと古市さんは言います。
あるライブの打ち上げで箕輪さんとしゃべってみたら普段から面白い人だったので
「コンビ組もうよ」
と古市さんから誘ったのがきっかけでした。
箕輪さんは当時のコンビに悩みもあったことから
「じゃあ今のコンビを解散して古市と組もうかな」
と思ったそう。
その時の古市さんの印象を
うーん・・・どうだろう。人気者っていう感じでした。よくいるお調子者でペラそうな奴。
でも体だけはブクブクと太っている。薄っぺらいのに太っている奴。
引用元:https://natalie.mu/owarai/column/532342
と明かしています。
最初はコントをやっていましたが、合宿の時に漫才で選抜に選ばれたのでそこから漫才に切り替えました。
『金魚番長』と言うコンビ名は、箕輪さんの持ち寄った「金魚鉢」と、古市さんが持ち寄った「モンスター番長」の2つの案を組み合わせたものです。
NSCを首席で卒業
”NSCを主席になる人は学生芸人出身や、フリーでお笑いをやっていた人が多い中、お二人は完全にNSCでお笑いをやり始めたんですよね?”
と言う問いに
古市:そうなんですよ!これ、本当にすごいことだと思うので、ぜひいろんなところで書いてください!
箕輪:ちゃんと授業の成果が出た人です(笑)
古市:めちゃめちゃ授業に出ていたので。尖らずにちゃんと言うことを聞いてやってました。もはや進研ゼミみたいでした。
引用元:https://natalie.mu/owarai/column/532342
NSC24期生No1の『金魚番長』
2019年、NSC東京校の卒業生のNo.1を決める「NSC大ライブTOKYO 2019」が行われ、東京校24期生の卒業生118組が予選に参加し、8組が決勝に進出しました。
そのファイナルステージに勝ち上がった3組の頂点に立ったのが『金魚番長』です。
その時のインタビューで古市さんは
めっちゃ嬉しい。でも、ここからがスタート。もっと頑張りたい
とし、箕輪さんは
1番になれたのは大きい。このままプロになるので、ネタのクオリティが下がらないようにしたい
引用元:https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/123643?page=1
とコメント。
MCを務めた「南海キャンディーズ」の山里亮太さんは
「薬物と女性関係には気をつけろ。一発終了だから」
とアドバイスしたものの、この日からライバル関係に待ったことで
「ぶっ潰す。お前らの悪い噂聞いたらネットに流す」
と宣戦布告して笑いを誘いました。
金魚番長の戦歴
大会名 | 年 | 結果 |
---|---|---|
NSC大ライブTOKYO | 2019年 | 優勝 |
キングオブコント | 2020年 | 2回戦進出 |
キングオブコント | 2021年 | 1回戦敗退 |
キングオブコント | 2022年 | 1回戦敗退 |
UNDER5 AWARD 2023 | 2023年 | 優勝 |
マイナビLaughter Night | 2023年 | 優勝 |
ABCお笑いグランプリ | 2024年 | 決勝進出 |
M-1グランプリ
年 | 結果 |
---|---|
2018年 | 1回戦敗退 |
2019年 | 3回戦進出 |
2020年 | 2回戦進出 |
2021年 | 準々決勝進出 |
2022年 | 3回戦進出 |
2023年 | 準々決勝進出 |
2024年 | 準決勝進出・敗者復活戦敗退 |
2023年は、芸歴5年目以内の若手芸人を対象にした「UNDER5 AWARD 2023」と、「マイナビ Laughter Night」で優勝した『金魚番長』。
「マイナビ Laughter Night」の優勝記者会見で箕輪さんは
「出た大会はすべて獲らせていただいてるので」
「(今回の優勝も)必然ですね」
とドヤ顔を見せました。
古市さんもその勢いに乗って
「(M-1グランプリも)優勝ですね。一番勢いのある芸人と呼んでもらって構わない。」
と強気発言をしました。
ABCお笑いグランプリで出禁!?
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金魚番長 古市公式Instagram
2024年のABCお笑いグランプリは「令和ロマン」が見事優勝しましたね!
その感動のエンディングで金魚番長がワンピース歌舞伎の格好で出てABCを出禁になるエピソードがありました。
何があったかと言いますと、Aブロック敗退した金魚番長の箕輪さんが
「僕たちは2本目”ワンピース歌舞伎”をやる予定です」
とボケたのがきっかけでした。
生放送中に衣装や小道具を買いに行くため外出許可の相談をしに来たマネージャーさんに
「放送中に外出されるのは困るのでABCテレビの美術で対応できるか聞いてみます」
とスタッフも大慌て。
大会が進行していく中、裏方ではドタバタだったそうです。
美術スタッフの咄嗟の対応力で、急遽ルフィ用の衣装を作り、ありったけの刀っぽい小道具をかき集めたそう。
歌舞伎の隈取メイクはABCのメイクさんがハイクオリティに仕上げてくれました。
賞レースの本戦以外で混乱を招いた金魚番長は『出禁』です、と言うやりとりがありましたがもちろん冗談でした。
箕輪さんは帰り際に「ウィーアー!」って去って行きましたんで全く反省してないと思います。
(引用元:https://news.nifty.com/amp/entame/showbizd/12362-3299274/)
と、プロデューサーの下山航平氏。
私も番組を見ていて大笑いしていましたが、裏でこんなドタバタ劇があったとは!
視聴者からも”最高に面白かったです” ”めっちゃ笑いました”などのコメントがたくさん寄せられました。
打ち上げでもMC山里にツッコミ?
「ABCお笑いグランプリ」は大会終わりに決勝進出した芸人さんとスタッフで打ち上げするのが伝統となっているそう。
そこでMCを務めた山里さんが次の仕事に行くため帰ろうとしたところ、金魚番長の古市さんに
「おい慌ただしいな!」
と突っ込んで笑いになっていたそうです。
プロになる前の大会でインタビューされていた大先輩に向かってツッコミをいえる古市さんもすごいですが、山里さんって偉大だわ〜と思ってしまいました。
まとめ
NSC時代に真面目に授業に取り組んでメキメキ上達して行った実力派コンビの『金魚番長』。
2タイトルを獲った年のM-1の結果は準々決勝で惜しくも敗退でしたが、着実に力を着けてきました。
2024年のM-1グランプリは初の決勝進出を果たしましたが、惜しくも決勝進出とはなりませんでした。
ワンピース歌舞伎を見て破天荒な感じと思いきや、意外と真面目な一面もあってすっかり応援したくなりました♪
『金魚番長』の活躍を期待しています!!